1 広報白河 2014.12.1(H26)
2 広報白河 2014.12.1(H26)
9 8
安心できる地域医療を目指して
少子高齢化が進む中、地域医療を支える現場でも医師の高齢化や後継者不足、救急外来の増加な ど様々な変化が起こっています。
今月号では、地域医療の現状と解決に向けた取り組みを紹介します。
◎地域医療の課題と取り組み
《地域医療啓発事業講話「適正な救急受診とは!?」》
11月5日、マイタウン白河(本町)の「おひさまひろば」で、関医院 の関元も と ゆ き行院長を講師に「地域医療啓発事業講話」が開催されました。 関院長は、地域医療体制の現状に加え、8月から白河厚生総合病院で再 開された小児平日夜間救急医療事業が同院の夜間救急外来を担当する医師 の負担軽減に繋がっていることや、夜間救急外来の利用法などを話しまし
た。参加者からは、「病気ごとにとっさの対処法が書かれたものがあると良
い」などの感想がありました。
今、救急車を受け入れている病院では、早期退院が求められています。そのため白 河医師会では、退院された方をサポートすることを目的に、昨年10月から、楽市ビ ル(JR白河駅前)内に医療・福祉情報センターを立ち上げました。このセンターでは、 退院後も安心して自宅で療養できるように往診医を紹介するほか、ご家族の負担を軽 減するために様々な介護サービスの事業所を案内するなど、在宅医療を推進する取り 組みをしています。お困りの方は、お気軽にご相談ください。
《医療・福祉情報センター》
日時 月∼金曜日(祝日を除く)/午前9時∼午後5時
同センター☎ 8923
白河医師会 会長 穂ほ づ み積彰しょういち一氏
安心して療養できるように案内をしています
▶救急車を呼ぶポイント
▶迷ったときは、小児救急相談窓口にご連絡ください
Interview
■地域医療を守る取り組み
健康増進課(中央保健センター)☎ 2112 救急車の出動件数が増えると、消防署で待機する車輌数が減るため、
重症など緊急を要する方への迅速な処置と搬送が遅れる場合があります。 利用する際には本当に緊急性があるか考えてから呼びましょう。
電話番号 #8000または024-521-3790(アナ ログ回線など)
受付時間 午後7時から翌日の午前8時まで
救急車は適切に使いましょう
子どもの急な病気やけがで、救急車を呼んだ方が良
いか、自分で病院を受診した方が良いか、どこの病院 に行けば良いか迷ったときにはご相談ください。
《小児平日夜間救急医》
日にち 月∼金曜日(祝日を除く)
受付時間 午後7時15分∼9時15分
場 所 白河厚生総合病院小児科外来
対象者 15歳以下で急病の方
※白河医師会所属の医師が交替で診療します。 白河厚生総合病院☎ 2211
《休日救急医療当番医(小児科、内科、歯科)》
日 時 日曜、祝日(年末年始を除く)
午前9時∼午後5時
場 所 当番の医療機関
対象者 急病の方
※当番医院および電話番号など、詳しくは各世帯に 配布している「休日救急医療当番医表」、または 「広報白河15日号(毎月)」をご覧ください。 医療体制が充実している都市部に医師が集中する一方、地方では医師の
高齢化や後継者不足が深刻で、地域医療を維持することが大きな課題にな ってます。特に夜間・休日診療の維持が困難な状況ですが、近年、軽症に もかかわらず病院に訪れる「コンビニ受診」が増えていて、医師や看護師 の負担増に拍車を掛けています。
また、救急車の出動件数や搬送人数が増えていて、これに伴い救急隊が 現場に到着する時間も遅くなっています。さらに、搬送された人の約半数 が入院を必要としない軽症という現状も問題になっています。
■地域医療の現状と課題
大人の症状 子ども (15歳未満)の症状
都市
都市部に医師が集中する一方 地方では医師の
題
題
正なな救急救 受診とは!?」」》